「奇石の村で花束を」公開しました!&制作秘話いくつか #FRENZ_JP

奇石の村で花束を」公開しました!
奇石の村で花束を

はい、「天使と夢の島」の11分を越えた13分16秒過去最長の作品となりました。
こちらの作品は2014年の作品「墓守姫」の続編であり
2015年の「白き世界の願い事」の世界の完成版という
なかなか布石の多い作品となりました。石だけに!(ドャァ

以下、本編ネタバレにつき動画をご視聴後に見ることをおすすめします。
ていうかいろいろ書いてたらかなり長くなったorz




【テーマ】
人が抱く憎しみの感情の裏には、良くも悪くも強い意志が存在しています。
「わからずや」には説得は効かない。自分で気づくしか無い。
もしも人間で有りたいのなら、自らの自己愛に気づき、意志と社会性とのバランスを保って生きていかなければならないと考えます。

人との調和を重んじるマクロ視点自分の意志を重んじるミクロ視点
ミクロ視点の人々は自己中心的になりがちだけれど、それは各々が自分の大切にしているものを守ろうとしているからです。
意志を持つことは素晴らしいことなので、それを持ち合わせながらも周りの人とも調和していけるといいかなと思いました。

村の呪いは「ミクロ視点の人は他人や物を傷つける石になる」ことです。
私自身、大事にしているものを傷つけられた時には、ラルムのように人からのアドバイスも煩わしく感じてしまい、苛立ちを抑えられない自分に失望してしまうこともあります。
また一方でフィエリテのように、友人を説得出来ず悲しい思いをしたりすることもあります。
私の中に存在する相反する2つの感情を、今作の中に表現しようと試みました。




【キャラクター】
fie.jpg
○フィエリテ(fierté[仏]:誇り)
フィエリテの父親が、娘にも誇り高き彫刻師になってほしいと命名した名前。
真面目なしっかりもので、幼少期から父親の仕事を手伝ってはいたものの、職人の家系ゆえに女の子らしい華やかな格好をさせてもらえなかった。
ラルムと出会い、最初は同情心から手伝っていたが、ラルムの作り出す華やかな世界に次第に惹かれるようになっていく。
幼少期から父親の仕事を手伝っていたため、人当たりは良い。周囲の人との調和を重んじ、人のために多少の無茶もしてしまう。
石を運ぶ仕事柄筋力が発達したため、ラルムに怪力だとからかわれる。
得意料理はサンドイッチだが、大雑把な性格からか時折卵の殻や石の破片が入ってたりする。


larme.jpg
○ラルム(larme[仏]:涙)
ラルムの母親が、「自分から生まれた涙」という意味で息子に命名した名前。
今作の中では、大切なものを壊された時に生じる彼の心の「涙」が石化のきっかけになった。
母親と一緒に行った河川敷の花畑が好きだったため、そこを整備したいと望むようになった。母親から教わった裁縫や料理も得意としている。
趣味の関係で女の子とはすぐに仲良くなるが、同性とは衝突することが多い。
フィエリテを信頼しているが、彼女をからかって遊ぶことが楽しいらしい。
フィエリテのサンドイッチに関しては大味だと感じながらも、母親の作っていた「栄養たっぷりのスープ」よりはマシだと思っている。


obaa.jpg
○老婆(お人形のおばあちゃん)
ラルムの母親が幼いころからずっとおばあちゃん。
シワこそ増えたものの、足腰も衰えず元気に本屋を営んでいる。
自作の人形を近所の女の子にプレゼントすることを生きがいにしており、フィエリテもそんなおばあちゃんを信頼しよく遊びに訪れている。



【シナリオの構成】
シナリオの作り方のツイートで面白い試みのものがありました。









2014年の墓守姫を公開し終わった後に見つけたつぶやきです。
こちらの考え方の構成で、一度話を作ってみたかったのです!
「途中で主人公(たち)は目的を達成させる。しかし、その目的は実は真の目的ではなく、本当に大切なものは別にあった。」
ラルムとフィエリテは物語の中盤で花畑を完成させる。しかしその後、大切だった花畑を失う。
紆余曲折を経て、ラルムは本当に守ろうとしていたものに気づき、フィエリテも自分もわからずやの一人だったということに気づく。
2人は事件を経て、それぞれ成長する。


という流れをやりたかったです。
この構図、今後も意識していきたいと考えます(`・ω・´)ゞ





【石人間について】
私が6歳の園児だった頃に幼稚園で見た、クレイアニメのストーリーを少しだけ意識していました。

昔、この世界は石人間だらけでした。心が冷たい石人間は身体も冷たく、他人を思いやることをしなかったためです。
身体は石で出来ているため、水に入ったら溺れてしまいます。
ある日、大人の石人間が川辺を歩いていると、誰かの子供が川に落ちて溺れていました。
川上から母親が叫びます。
「誰かあの子を助けて!」
子供はもがきながら川の中へ沈んでいきます。
川辺を歩いていた大人の石人間はとっさに川に飛び込み、子供を助けようとしました。自身も溺れてしまう覚悟で。
当然、二人の石人間は川の中へ沈んでいきます。
そのとき、その光景を見ていた神様は、大人と子供の石人間を人間に変えました。
身体が軽くなったので、浮き上がり、無事川辺に上がることが出来ました。
思いやりの心を持つことで、心が暖かい人間の姿になったのです。

~完~

終盤、ラルムがフィエリテを救うために手を伸ばしたシーンの演出は、このクレイアニメのラストシーンを思い出して作りました。
石は冷たく、人は暖かい。人に献身的になることで、暖かな人間になれるという話でした。
このアニメ、検索しても童話のタイトルが出てこなかったのですがどなたかご存知でしょうか?w
カトリック系の幼稚園だったからもしかして宗教的なアニメかも?




【ヤマアラシのジレンマ】
「寒さの中、二匹のヤマアラシが暖め合うために体を寄せ合う、しかし、近づきすぎるとお互いの体の針が相手に刺さってしまう。 でも離れると寒くなる。」

最後、フィエリテはラルムを怪我させてしまいます。
意志を持つ人間は、その良し悪しに関わらず人を傷つけてしまう可能性があります。
「元に戻って欲しい」と説得し続けたフィエリテの友愛の意志も、結果的にラルムを傷つけていました。
この友愛も、本当はラルムの為ではなく、フィエリテ自身の為の愛だったのかもしれませんね。

自分も他人も…人間は傷つきやすい。
だからこそ、ある程度は感情を制限することを学ぶ必要がある
または、自分も他人も傷つかない、適度な距離関係を考える必要があると私は思います。





【協力者について】
今回は赤うさDさん動画制作を手伝ってもらいました。
戦闘シーンのコンテやアニメ、要所要所の繊細なアニメーションなど、私の方で作りきれなかった部分をいろいろヘルプで入ってもらいました。
お陰様で迫力あるバトルシーンや、感情のこもった動きのシーンが出来上がりました。
ありがとうございます!(*´ω`*)
また、演出のテコ入れも協力してくださいました。
私の演出のままだったらフィエリテの怪力でワンパンシーンがかなりあったので…
赤うさDさんから「ヒロインの火力を圧えるのが大変だった」と感想をもらいましたw
ガラ水作品のヒロインはみんな強いからなぁ…(; ゚д゚)

また、前回に引き続きシグナルさん「RUN♪RUN♪TWEEN!」(モーション素材集)を使用させていただきました。
歩くモーションや走るモーションなど、ヌルヌルシェイプトゥイーンが輝いていました(*^_^*)
汎用性の高い素材をありがとうございます!

そしてなんと!ぼんごれさんLeonardさん韓国語版に翻訳をいただきました。
ぼんごれさんが翻訳して、Leonardさんが監修してくださったようです。
Youtubeの字幕機能を使用すると、韓国語で表記されます。
言語の違いによる微妙なニュアンスの変化なども対応してくださいました!
詳しくはぼんごれさんのブログで、・・・ほんとに細かい所まで気遣って訳してくださったようです。
【ぼんごれさんブログ】『奇石の村で花束を』翻訳 :: Talesway
韓国ユーザーの皆さんにも楽しんでいただけるようになって有り難いです!ヾ(*´∀`*)ノ




【来場者プレゼント】
今回はFizさんが当選されました!


動画を作り始められたばかりだそうですが、スタイリッシュで綺麗な世界観の映像を作られる出展者さんでした!
おめでとうございます!ヽ(=´▽`=)ノ



とまあ、かなり長くなってしまいましたがとりあえずこんなところで。
まだまだ積もる話はあるのですが、気が向いたら記事を書こうと思います( ・∀・)


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